ガイドライン

フリースクール小さなおうちの学校
ガイドライン

1.はじめに

すべての子どもには自分らしく学び育つ権利があり、フリースクールはその権利を保障する大切な場です。運営においては「子どもたちのために良いことをしている」という奢りを無くし、常に自らを振り返る姿勢が求められます。当スクールにおいて子どもたちが安心して学び育つため、組織・人員・活動のすべてにおいて関わるすべての人権を尊重します。

【理念と目的】

本ガイドラインは「子どもの権利条約」に基づき、子どもが安心安全な環境で学び育ち、子どもと大人が健全な関係を築ける環境を策定し、関わるすべての人の権利擁護を実現することを目的とします。

【子どもの権利条約:4つの権利】

権利の分類 主な内容

 

<1> 生きる権利(生存) 命を大切にされる/病気やケガの治療を受ける/人間らしい生活水準が守られる
<2> 育つ権利(発達) 教育を受け、休み、遊ぶ/意見・信仰の自由を守られ自分らしく育つ/文化・芸術活動の機会を得る
<3> 守られる権利(保護) あらゆる虐待・放任・搾取・有害労働から守られる/障がいや少数派の子どもが守られる
<4> 参加する権利(参加) 自由な意見表明・集会・グループ形成を行う/プライバシー・名誉が守られる/適切な情報の提供を受ける

2.フリースクール運営のガイドライン

当スクールは、以下のすべての項目について責任を負います。

(1)組織基盤について

  • 活動内容や場所をパンフレット・ホームページ等で地域社会に公開します。
  • 代表者の決定・開示等、責任体制を明確にします。
  • 「子どもの権利条約」の理念を団体内で周知します。
  • 個人の思想信条を尊重し、安定した活動を持続するよう努めます。
  • 人権に関する内部・外部研修を定期的に実施・参加します。

(2)運営について

  • メンバーが意思決定に関わる機会(意見表明)を保障します。
  • 子どももスタッフも自分の意見や思いを伝えられる環境を整えます。
  • 誹謗中傷や人権侵害となる言動がない居場所づくりに努めます。
  • 第三者で構成された相談機関を設置・連携し、連絡先を開示します。
  • 活動中の事故等に備え、保険等を整えます。
  • 人権侵害の指摘を受けた場合は速やかに事実確認を行い、被害者対応・二次被害防止・再発防止を徹底します。

(3)他機関との連携

  • よりよい居場所づくりのため、他団体・公的機関・専門家等と連携を図ります。

(4)運用と周知について

  • スタッフ(ボランティア含む):採用時にガイドラインの説明・同意を得た上で採用し、常時確認できるように配布します。
  • 子ども・保護者:入会前に説明し理解を得た上で、入会時に2部(保護者用・子ども用)をお渡しします。
  • 確認と見直し:ガイドラインの遵守状況および内容について定期的な見直しを行います。遵守されない場合は注意喚起を行い、改善されない場合は関係を絶つ措置をとります。

 

3.スタッフ行動ガイドライン

責任者は自身が本規範を遵守するとともに、全スタッフ(ボランティア含む)への監督責任を負います。

① 子どもに対して

  • 意見を真摯に受け止め、自主性を尊重し、個人の価値観を押し付けません。
  • 個人情報や家庭環境、過去の体験、病気などの秘密を無断で漏らしません。
  • 権限を利用した人権侵害、差別・贔屓(ひいき)・暴力・罰(物を取り上げる・脅す等)を行いません。
  • 1対1の秘密を作らず、必ず複数のスタッフで共有します。
  • 責任者の許可なく「長時間2人きりで過ごす」「個人的に連絡を取る」ことを禁止します。
  • 許可なく写真を撮影・使用したり、隠れてプレゼントの受け渡しを行いません。
  • 宿泊活動で同室になる場合は、事前に保護者の許可を得ます。
  • 音や匂いに敏感なメンバーがいる場合、原因を取り除く配慮に努めます。

② 保護者等に対して

  • 意見を真摯に受け止め、家庭情報の守秘義務を徹底します。
  • 活動以外の目的で連絡を取ったり、むやみに連絡先を知ろうとしません。
  • 物品の要求や贈答を行いません。保護者会での内容は秘密を厳守します。

③ スタッフ間において

  • 上下関係を利用した強要や人権侵害行為、差別・贔屓・自尊心を傷つける行為を行いません。
  • 活動中の飲酒・喫煙は禁止です。
  • 子どもの安全を守るための情報共有を徹底し、得た個人情報は勝手に交換・漏洩しません。

 

4.第三者相談機関一覧

困ったときや身近な人に相談しづらいときは、以下の外部相談窓口を利用できます。秘密は守られます。

相談窓口名称 連絡先 概要

 

子どもの人権110番

(法務局)

0120-007-110 全国共通・フリーダイヤル

人権擁護委員等が対応

24時間子供SOSダイヤル

(文部科学省)

0120-0-78310 全国共通・24時間対応

教育委員会の相談機関等につながります

チャイルドライン 0120-99-7777

https://childline.or.jp

18歳までの子どものための電話・チャット相談窓口

小さなおうちの 学校 の やくそく
(子ども用)

【はじめに】

「小さなおうちの 学校」は、みんなが あんしんして たのしく すごす ばしょ です。

ここにある やくそくは、みんなの「たいせつな こと」を まもる ために つくりました。

1.みんなの たいせつな 4つの こと

みんなには、つぎの 4つの「けんり(たいせつな こと)」が あります。

  • いきる(いのちを たいせつに する):
    いのちを たいせつに されます。けがや びょうきの ときは てあてを うけます。
  • そだつ(たのしく まなぶ):
    べんきょうを したり、あそんだり、やすんだり できます。じぶんらしく いて いいのです。
  • まもられる(いやな ことから まもられる):
    いたく されたり、いじわるを されたり する ことから まもられます。
  • さんかする(きもちを つたえる):
    じぶんの おもった ことや いけんを 自由に はなして いいのです。

2.小さなおうちの学校で の やくそく

  • じぶんの きもちや かんがえを、いつでも はなして だいじょうぶです。
  • ひとを きずつけたり、いやな きもちに させたり しません。
  • こまった ことが あったら、いつでも そうだん できます。

 

3.せんせい(すたっふ)の やくそく

小さなおうちの学校の せんせい(すたっふ)は、つぎの ことを 必ず まもります。

  • みんなの お話を しっかり ききます。むりやり 意見(いけん)を おしつけません。
  • みんなの なまえや おうちの こと、ひみつを ほかの ひとに 勝手(かって)に はなしません。
  • えこひいき(差別)や、暴力(ぼうりょく)、いじわる、お仕置き(おしおき)を 絶対(ぜったい)に しません。
  • ひみつの やくそく(1対1の ひみつ)は つくりません。 あんぜんの ため、ほかの せんせいにも はなします。
  • 勝手(かって)に しゃしんを とったり、つかったり しません。
  • 音(おと)や においが にがてな こが いたら、やさしく くふうします。

4.こまった ときの そうだん さき

せんせいに 言(い)いにくい ことや、こまった ことが あったら、でんわで そうだん できます。ひみつは まもられます。

そうだん する ところ でんわ ばんごう

 

こどもの じんけん 110ばん 0120-007-110
24じかん こども SOS 0120-0-78310
チャイルドライン 0120-99-7777