私たちのフリースクールは小規模で、小さな集団を好む子どもたちが集まっています。ときおり学校に戻る子もいますが、誰かが卒業するとまた新たな誰かがやってきて、入れ替わりながら続いています。
一方で耳にするのは、「居場所支援や相談支援に人が集まらない」という話。もしかしたらそれは、ただ“安心して過ごせる”というだけでは、子どもたちにとって物足りないからなのかもしれません。
子どもは傷つくだけの存在ではありません。たとえ繊細で感受性が豊かでも、その内側にはしなやかな強さを秘めています。
おとなが思う以上に、子どもたちはたくましい。そして「守られるだけの存在」ではなく、自分の意志で成長していける力を持っています。
だからこそ、私たちは「居場所」だけで終わらない場所を目指します。学校に行かないという選択をした子は、「学びたい」「面白いことに出会いたい」と願っています。学べる場所は必要です。
こどもは、自然に、勝手に、ぐんぐん伸びる存在。
私たち大人ができることは、教えることや慰めることではなく、「学べる世の中」や「通いたくなる学びの場」をつくることだと信じています。
そして、私たち自身も学び続けなければ、こどもたちの仲間ではいられません。
小さなフリースクールという立場から、これからもできることを精一杯、考えて、動いていきたいと思います。
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