「通える場所」があるからこそ、育まれることがあります
小さなおうちの学校は、川崎市中原区にある“実教室のある”フリースクールです。
近年、オンラインのフリースクールが増えてきました。
それはとても素敵な選択肢のひとつです。
でも、「通学して、友だちと一緒に学ぶこと」にも、大きな意味があると思っています。
親御さんからも、こんな声をよくいただきます
「オンラインもいいけれど、人と関わる機会を持たせたいんです」
「家族以外の大人と接して、外の世界を知ってほしい」
「友だちと遊んだり話したりする経験が、少しでもできれば…」
理由1:「通える場所」だから生まれる“居場所感”
オンラインスクールは、始めるハードルが低く、取り組みやすい面があります。
実際に、小さなおうちの学校にもオンラインからの転入生が多くいます。
けれど元気になってくると、こう話してくれることがあります。
「なんだか、物足りなくなってきた」
「誰かと一緒にいたくなった」
やっぱり、直接会って、一緒に学ぶ・遊ぶ・話す。
そういう経験ができる場所だからこそ、“本当の意味での居場所”になっていくのかもしれません。
「リアルな関わり」は、心の距離も近づけてくれる
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同じ空間で、笑ったり、手伝ったり
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みんなで同じごはんを食べたり
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手を動かして、一緒に作ったり
そんなふうに“体を使って関わる”ことで、自然と“心の距離”も近くなっていきます。
お友だちを「いいな」と思う気持ちや、
「自分と似てる子がいる」という安心感。
それが、自分はここにいていいんだ、という居場所感につながっていきます。
理由2:「居場所感」は、自己肯定感の土台に
学校に通っている子には「学校」や「○年○組」という居場所があります。
けれど、不登校の子たちは、その拠り所を失いがちです。
「フリースクールの子になった」
たったそれだけで、子どもたちはホッとした顔になります。
友だちから聞かれたときに、「学校じゃなくてフリースクールに通ってる」…そう答えられるのが好き、という子も。
「明るくなった」
「表情がやわらかくなった」
「会話が増えた」
そんなふうに言ってくださるご家庭も多くあります。
「
とはいえ、「通う」までがとても大きな一歩です
実際には…
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「まずは家を出るのがむずかしい」
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「人と話すのがこわい」
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「他の子と関われるか不安」
というご相談からスタートするご家庭がほとんどです。
だからこそ、一人ひとりに合わせたスタートを
- まずはお父さん・お母さんが見学に行く。(これはお子さんにとっては、心理的に大きな一歩です!お子さんは、お父さんお母さんを通して、間接的に外の世界と触れ合うことになります。)
- HPでおうちの学校を見てみる。
- お父さんお母さんと、とりあえず玄関まで。見学してみる。
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無理なく、少しずつ通えるようにサポートしています。
↑このように、少しでも外の世界とつながることを始められたら、たとえフリースクールに通えても、通えなくても。お子さんの将来にとっては本当に意味のあることだと思っています。
通うことで育つものは、「学力」だけじゃありません
小さなおうちの学校は、とても少人数のフリースクールです。
だからこそ、お子さん一人ひとりに合わせた丁寧なサポートができます。
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人と関わる力
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自分を表現する力
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社交スキルや自己理解
これらは、教科書には載っていないけれど、人生にとってとても大切な力です。
「また学校に行ってみたくなった」そんな日もあります
通っているうちに、
「フリースクールでは物足りない」と感じて、所属校に戻っていく子もいます。
寂しいけれど、それは旅立ち。スタッフみんなで応援し、送り出しています。
気軽にご相談ください↓まずはお父さん・お母さんが見学に行く。
(お父さんお母さんが見学に行くことは、お子さんにとっては心理的に大事な一歩!
…そして、お子さんを動かす必要がないので、わりと楽なステップのはず!です。)