今日は何する？──個人の予定表から始まる「じぶんの学び」
おうち学校では、毎日「今日は何をする？」という問いから1日が始まります。
全員で取り組む活動は、みんなで話し合って決めますが、個人の学習内容は、一人ひとりが自分で決めて、計画を立てて進めます。
たとえば、こんな学びがあります
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「今日は図工の絵の具の宿題。これをやろうと思って持ってきた」
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「○○について調べたいから、まとめノートを作ろう」
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「塾の暗記課題をやる日。覚えるのが宿題なんだ」
内容は自由です。子どもたちは、自分の学びを活動の記録に書いてファイルにまとめていきます。
この学習記録は毎月持ち帰るので、所属校の担任の先生にも見ていただくことができます。
お子さんが学校に直接届けに行くのが難しい場合は、親御さんからお届けいただくケースも多いです（※出席扱いに必要な書類です）。
計画して、やってみる。できなかったら、また今度！
この取り組みは、子どもたちの実行機能（自分で目標を立てて行動する力）を育むことを目指して始めました。
けれど、やってみると意外な効果も見えてきました。
思いがけない効果 ①「ゆるさ」が身につく
おうち学校に来る子たちは、まじめでがんばり屋さんが多い印象です。
でもそんな子たちも、予定通りにできなかったときには…
「できなかった…でも、ま、いっか！」
と力を抜く練習が自然とできるようになってきました。
自分で立てた、自分との約束。
誰かに怒られることも、責められることもありません。
「ちょっと残念だったけど、また次やろう」と思えたら、それで大丈夫。
思いがけない効果 ② いろんな場所で見守られる
学習記録があることで、
学校・家庭・フリースクール・塾・放課後デイなど、いろんな場所の大人たちが子どものがんばりを共有できるようになりました。
先生や親だけじゃなく、たくさんの人が子どもたちの味方でいられる環境。
それが、安心と自信につながっていきます。
自分で決めて、動いてみる。思うようにいかなくても、大丈夫。
おうち学校では、そんな自分で選ぶ学びのスタイルを大切にしています。自分で動くからこそ自信がつく。そして楽しい！
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