キューブパズルから広がる、「まなび」のかたちと教育の可能性
川崎市のフリースクール「小さなおうちの学校」です。
今日は、ある本に載っていたキューブパズルを、子どもたちと一緒に作ってみました。
といっても、みんな同じように完成させたわけではありません。
それぞれ本を見ながら、話し合いながら、時には手を貸し合って組み立てていきます。完成品は似ていても、その取り組み方や学びの中身は全く違っていました。
誰かと協力する力。
図や言葉を読み解く力。
空間認知や手の動き。
そして「どうしたらうまくいくか」と考え続ける力。
一人ひとりが、自分にとって今、必要な「まなびの栄養」をちゃんと見つけて、自然に取り込んでいる。
そんな姿に、あらためて子どもたちのパワーを感じました。
パズルはたった一つの活動ですが、そこには算数・図工・国語・自立活動…さまざまな教科が自然と混ざり合っていました。
「教科」という枠を超えて、自分の力をつかって世界に働きかける。
それこそが、これからの時代に必要な「まなび」の姿なのではないかと感じています。
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このような学びの在り方を、30人学級や40人学級で実現するにはどうしたらいいんだろう?
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異学年にしてみたらどうか?
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複数の先生でチームを組んだらどうか?
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一人ひとり違う課題を用意する?
いろんなアイディアが思い浮かびますが、実際の学校現場でそれを実現するのは、簡単ではありません。支援級や支援学校でなら、実現しやすいかもしれません。
子どもが自分で学びを見つけ、深めていけるような仕組みや場をどう広げていくか。
それは、私たち大人が考え続けたい問いでもあります。
「こうすればいいかも!」というアイディアをお持ちの方も、
「なんとなくモヤモヤする…」という方も、
ぜひ一緒に考えていただけたらうれしいです!
↑チャットできます。こちらより。
たった一つのパズルから広がる、まなびの可能性。
小さな体験の中にこそ、これからの教育のヒントがあるのかもしれません。