子どもたちの表現活動には、大きく分けて2つの形があると思っています
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枠組みの中で、好きなように表現する時間
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子ども自身のひらめきからスタートする時間
「1」の「枠組みの中で、好きなように表現する時間」は学校での活動がイメージしやすいかもしれません。
↓例)選べるけれど。材料はねんどという枠組み。

2の「子ども自身のひらめきからスタートする時間」は、家での活動がイメージしやすいかもしれません。
↓公園でふとはじまるアート。

もちろん「2」の自発性は大切ですが、家庭や、学校外で過ごす子たちにとっては、本当は「1」の「枠組みの中で、好きなように表現する時間」がとても重要ではないかなあと感じています。
「枠組みの中で、好きなように表現する時間」の価値
例えば先月の私たちは、みんなで相談して「段ボールパズルを作る」という計画を立てました。
全員の合意で決まったことでも、当日の気分で「今はやりたくない」という子もいます。
朝は気が乗らなくても、午後になったり、友達が楽しそうに取り組む姿を見たりすることで、「やっぱりやってみようかな」と心が動くこともあります。
この「自分発ではないけれど、他者のアイディアに乗って表現してみる」というプロセスには、家やオンラインでは体験できない「価値」があると思うのです。
あらかじめ計画を立てることは、強制ではない。でも自分との約束ではある。
子どもたちはよく、こんな風に話してくれます。
「家はひま。」
「家で一人だと作ろうって思わないけど、ここなら作ってみようと思える」
「もって帰っても続きは作らなさそう。次に来て続きを作りたい。」
「色んなアクティビティがあるから、ここに来るのが楽しみ」
あらかじめ計画を立てることは、強制ではないかもしれません。
それは「きっかけ」の種まきみたいなもの。自分との約束。
それに、完全に自由で「何でもいいよ」と言われるよりも、少しの制限やテーマがある中で手を動かす方が、かえって自分のひらめきを見つけやすくなることがあります。
「何かやろう!」というテーマがあり、実際に手を動かして表現すること。
それが日々の充実感を生み、子どもたちを成長させ、心を満たして、しあわせにつながる。
家で「ヒマだな」と感じている。そんな子にこそ、こうした「ゆるい枠組み」のある場所が必要なのだと感じています。