フリースクールで見える「学びのつながり」
私たちのフリースクールに通う子どもたちの多くは、塾学校、ホームスクーリングなどを通して、日々の学習を積み重ねています。中には、学校で身につける以上の学力を身につけているお子さんたちもいます。
やる気と将来の可能性の問題…
一方で強く感じるのは、「学校に行かないなら勉強しなさい」と無理に促しても、子どもたちは前向きに取り組めないということです。子どもは、自分で「やろう」と思えたときにこそ、学びに向き合います。
ただし、学習の積み重ねがないと将来的に制限される場面が出てくることもあります。
たくさんの親御さんやお子さんたちと出会い困っていらっしゃると感じるのは、例えば高校進学や就職の場面。当然ですが、学校に通っている・通っていないに関わらず、学習の積み重ねで進路が変わります。
自立のために、どれだけの力が身についているか。
不登校期間中の学習習慣
幼いうちから家庭学習の必要性を自然に理解している子は、学習習慣が身についていることがあります。
(例・低学年でも「勉強しないと仕事ができない」等刷り込まれている。)
保護者の関わり方によっては、その習慣が高学年まで続くこともあります。
また、「いつから不登校になったか」(どのくらいの期間、学校でのノルマ・宿題・テスト勉強を経験しているか)という点も、学習習慣の有無に影響する要素であると、感じています。
ホームスクリーングで育てるためには、親御さんにも、基礎学習の指導力が必要になります。
縦割りの可能性①離れた学年で
3月は、1年間の学びを振り返るまとめの時期です。
先日、小学1年生が繰り下がりの引き算に取り組む隣で、中学1年生が方程式を解いていました。この差は、一朝一夕で埋まるものではなく、長い時間の積み重ねと成長が必要です。でもそれは、子どもたち自身や支えるみなさんの努力の証でもあります。
小学1年生から中学3年生までの学びを支える学校や先生方の努力の大きさにも、改めて気づかされます。
中学生が小学生の隣で学習していることには、意味があると感じています。
先の未来。高校進学って、小学生にはイメージしにくいですよね…
縦割りの可能性②近い学年同士
また別の日には、小学3年生が二等辺三角形、小学4年生が平行四辺形、小学5年生が角度や長さを指定された多角形の作図に取り組んでいました。
異なる学年の学びが同じ空間にあることで、子どもたちは少し先の学習内容に自然と触れることができます。「今やっていることが次につながっている」と実感できる環境です。
年齢の近い子ども同士が少しレベルアップした学びに取り組む姿を見ることは、大きな刺激になります。
上の学年の子も、過去に学んだことを、今の学習のヒントにすることができます。
縦割りの環境が学習意欲を高める効果は、日々の子どもたちの様子からも強く感じています。