おうち学校の子どもたちは、毎日外で元気に遊んでいます。 一番人気の遊びは「鬼ごっこ」。でも、中にはこんな子もいます。
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「鬼ごっこには参加しない」と距離を置く子
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「逃げるのは嫌だけど、鬼ならやる」という子
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「特定のルールならいいよ」と条件を出す子
なぜ、鬼ごっこが苦手なのかな? 言葉で表現できる子に理由を聞いてみると、こんな言葉が返ってきました。↓
「鬼ごっこは苦手」の裏にある理由
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「さわられるのがいや」(感覚の過敏さ)
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「追いかけられるのがいや」(追い詰められる恐怖心)
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「負けた感じがしていや」(勝ち負けのこだわり)
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「怖くて安心して参加できない」(見通しが立たないことへの不安)
これらは単なるわがままではなく、脳の特性からくること。
また、特性の有無に関わらず「自分の理想(逃げ切りたい)」と「現実(捕まった)」のギャップを埋められず、思わず「ちょっとタイム!」とルールを書き換えてしまう子もいます。
遊びを通じて「今の自分」を肯定する
無理に参加させることはしないようにしています。大切なのは、少しずつステップを踏むこと。
「一緒にやろうよ〜」と声をかけられて、「じゃあ、つぎはやってみようかなあ。」
鬼ごっこは苦手でも、「◯◯くんと鬼ごっこしたいなあ。」の言葉に、まんざらでもなく嬉しそうな表情の子。
そんな様子を見ると、鬼ごっこに参加していない、このままでもすてきだなあと思ったりするのです。
鬼ごっこは立派なSST(ソーシャルスキルトレーニング)
鬼ごっこが得意な子にとっても、苦手な子にとっても、ちょっとずつチャレンジ。相手に合わせること。集団の中で自分を調整すること。大きな成長のチャンスになると思うのです。
「楽しかった」の経験を積み重ねる
できないことがあってもいい。
うまくできない自分もいる。 それでも、「そんな自分のままで大丈夫」「今日は楽しかったな」という感覚を持ってほしい。
そんな積み重ねが、子どもたちの将来の自立の土台になると信じて。日々小さな成長を見守っています。