「集団が苦手な子」が、あえて「アナログな場所」を選ぶ理由

「集団が苦手な子」が、あえて「アナログな場所」を選ぶ理由

「デジタルは現実ではないから、正確に感じられない。」

「アナログは最も正確に示してくれてる。アナログにデジタルは勝てない。肉体への刺激になって、脳を刺激してくれる。だから成長できる。」

ある小学生の男の子が、そう教えてくれました。

この子は、集団の中に馴染むことが少し苦手です。

それでも、「学校へ行くこと」に意味を感じているそうです。

「勉強をする」ためだけなら、今はタブレット一つで、オンラインで効率よく学べる時代。

でもあえて、思い通りにいかないことの多い「学校」という場所を選ぶのだそう。それはなぜ?

 「思い通りにいかない」からこそ、脳は育つ

デジタルやバーチャルの世界は、とても快適です。

自分の好きなものだけを選び、不快なものを遠ざけることができます。

友だちも、学びも。好きなものを選び、いらないときは距離をおくことができる。

この子が言う「アナログな刺激」とは、自分とは違う考えを持つ友だちや、予測できない出来事だと思っています。

ぶつかる、戸惑う、我慢する。

そんなリアル体験が、子どもたちを刺激し、成長のもととなることもあると思うのです。

「適応すること」がすべてじゃない

私たちはつい、「みんなと仲良くできているか」「集団に馴染めているか」を心配してしまいます。

でも、この子はこう教えてくれました。 「集団に適応するのは難しいけれど、学校が自分を成長させてくれる。だから学校に行きたい。」

一見、学校に「合わない」タイプ。

自分で好きなことを、追求できるタイプのこの子。

「学校」は教科を中心とした学びの場かもしれませんが…この子はまた別の目的。

人間的成長のために、「学校」を使っている。

学校は、必ずしも「正解」や「他人に合わせること」だけを学ぶ場所ではありません。 苦手な場所であっても、そこに身を置くことで得られる「刺激」を、自分自身の成長のために活用する。そんな考えの子どももいます。

 親として、見守るということ

もし、お子さんが学校に行き渋ったり、集団の中で苦しんでいたりしたら。 「みんなと同じようにさせなきゃ」と焦る前に、この子のような視点があると、楽になれるかもしれません。

その子が、どんな刺激を必要としているのか。

効率的な学びにはない、何かを学んでいるのではないか?

不登校という選択も、あるいは「苦手だけど行く」という選択も、どっちもあり。どっちも選ぶ権利がある。どっちもいい。

自分を成長させるための、選択だと思っています。

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